mechanical pencil(シャープペンシル),
paper 16×33×0.1cm
1987年
《部位の説明(Description of the part)》
侵入者攻撃システムを模したサイン(Autograph imitating an intruder attack system)
《物語(Story)》
【遭遇(Encounter)】
何か遠くから音が聴こえる
私は仲間とはぐれ、自分の船にこの子と二人きり
やはり、何かがこちらに移動してくる
幾つかの移動する音
この子を護る生体保護カプセルの周りには侵入者攻撃システムがあるけれど、仲間が誰もいない今はとても不安だ
この子供部屋への通路を何かが近づいてくる
通路と部屋を仕切るドアの窓が、何かの光で何度も明るくなる
小惑星帯を抜ける時に、船が小さな岩を避けきれず、船体の一部が破壊されてしまった
船は自動航行を中断し、私たちは孤立し、さ迷っている
近づく音が大きくなり、止んだ
そしてドアが開く
1体の頭部の長い宇宙種族と2体のヒューマノイドがいた
ドアが開き、後ずさりする
私たちに気付いたからだ
ライトの他に何かをこちらに向けている
と同時に侵入者攻撃システムが滑らかに威嚇する
仲間には連絡が取れず、遭難を続けていたが、とうとう、最期なのか
そして、私にも理解出来る言葉が発せられた
「助けに来ました」