
acrylic,
canvas 24×33×1.5cm(F4)
2026年
《物語(Story)》
【サードアイ プロジェクター~サードアイの光景を眺める集い~(The Third Eye Projector~A Gathering To View The Scenery Of The Third Eye~)】
他の宇宙種族から大天使とも呼ばれている大いなる種族。
彼らの中において、自分達が有する超能力の片鱗だけでも、他の宇宙種族達に感じて貰いたいという想いが発生し始めていた。
少しでも高みの感覚を感じて貰って、他の宇宙種族達に覚醒して貰いたいという想いなのだ。
大天使達の間でその様な想いが広がる中で、サードアイ プロジェクターというものを開発した大天使がいた。
それは、眉間のチャクラであるサードアイが見せる光景を外部に映し出すシステム。
クリスタルを材質とした投影スクリーンと肉眼視覚用映像化変換器と共鳴器を持つサードアイ プロジェクター。
スクリーンといってもクリスタルの結晶内に投影するものである。
そのサードアイ プロジェクターを大天使の眉間に設置する。
大天使の頭部の中で松果体が後頭骨の内壁にサードアイの光景を映し出す。
サードアイの光景は通常は本人だけしか視ることが出来ないものである。
そのサードアイの光景をプロジェクターの共鳴器が共鳴して受け取る。
肉眼視覚用映像化変換器がサードアイの光景を肉眼視覚で認識できる振動数まで低減した映像に変換する。
そして投影スクリーンのクリスタル結晶内にその映像を投影する。
サードアイ プロジェクターとは、大天使の視ているサードアイの光景を肉眼の視覚で認識できる映像として同時に映し出すシステムなのである。
そして、“サードアイの光景を眺める集い”と称される観賞会が開催された。
サードアイ プロジェクターを開発した大天使がその集いを催したのだ。
サードアイ プロジェクターを眉間に装着した大天使の顔の前に、観賞船なるものが船の上面を大天使の顔に向けて停船した。
観賞船の前部は円形の観賞エリアで占められている。
この観賞船もプロジェクターを開発した大天使が設計し建造して用意したものだ。
プロジェクターに映される光景はとても美しいものだった。
その光景は具象的なものではなく、抽象的な色とりどりの鮮やかな光が織り成すものだった。
観賞船の前部の観賞エリア内に並んだリクライニングソファに横になる観客達が、目を見張ってうっとりしながらその光景を眺めていた。
観賞船の観賞エリアにはダークマタープレートによって船底方向に重力が発生しており、観賞船の観客にとってはサードアイ プロジェクターの映像は観賞エリアの天井である観賞ドームを隔てた先に在る。
50人の観客達が横になった観賞エリアの天井一杯に、幅65mのプロジェクターに映される大天使のサードアイの光景と、頭部だけで200mは有る大天使の巨大な顔が広がっているのだ。
観賞会は定期的に開催された。
観客達にとっては、この観賞会はサードアイの光景を観ることだけが目的ではない様だった。
宇宙種族達にとって崇める存在である大天使の顔をプロジェクターの外縁から漏れる光で部分的に照らされるだけだとしても、普通は有り得ない程のとんでもない間近で拝むことが出来ると評判となっていたのだ。
宇宙種族達からは“サードアイの光景を眺める集い”は、いつしか“大天使参拝”と呼ばれていた。
集いに参加した宇宙種族に対し、その後の聞き取りも行っていた。
参加者の中から僅かではあるが、それまでは見えなかったもの、肉眼では見えないものが見えるようになったという話が出てくる様になった。
視界の外から光が射すとか、光の粒が見えるとか、色の付いた光が見えるとかである。
中には何処かの風景が見えるという者もいた。
大天使達は願う。
闇に堕ちてしまったこの宇宙という次元に、少しでもマインドに光を灯す者達が増えることを。
そして宇宙が少しでも昔の様な希望に溢れる次元に戻ることを。
だが、宇宙を闇に堕とした支配種族もまた、私達大天使と同様に超能力が強い種族なのだ。
他の宇宙種族からは悪魔種族とも呼ばれる彼ら七歳の星の種族は、自分達のことを全く闇とは想ってもいないのだ。
それどころか光だと信じている節もあるのだ。
自分達を光だと信じる者達が宇宙を支配し闇に堕としてしまった。
だからこそ恐ろしいのだ。
彼らは今の宇宙が闇だとも認識してはいないのだ。
自分達の支配によって素晴らしい世界になったとさえ想っているのだ。
彼らや彼らに近しい者達だけが素晴らしいと想える世界。
その他の総てにとっては闇の世界。
それが今の宇宙なのだ。
私達大天使は、闇に堕ちてしまった宇宙を何とかしたいのだ。
それが私達の願いなのだ。
《大いなる種族(大天使)について(Regarding The Gigantic Tribe (Archangel))》
大いなる種族(大天使)は宇宙の古参種族である。
彼らは他の宇宙種族から崇められる存在である。
他のどの様な宇宙種族よりも高みのマインドを持つ。そしてとても強い超能力を有している。
また高い科学技術力を有し、更に無限とも言われる知識を蓄積している。
大天使は個体数が少なくなってきており、種族が有する科学技術と知識、そして高みのマインドが与える影響を未来へ残す方法を個体毎に模索している。
このアートワークと物語の大天使もその方法を模索しているのである。
《このアートワークについて(Regarding this artwork)》
6月19日、目の前に一瞬だけ映された光景。
このアートワークはその光景をそのまま描いたものである。
この光景を映された時、最初は何の光景か解らなかった。
だが暫くして、サードアイの光景という言葉が心に浮かんできた。
そして、これは大天使のサードアイの光景だと想い当たる。
そして更にサードアイの光景を投影するシステムという言葉が浮かぶ。
私は見せられた光景は総てアートワークと物語や詩に描き(書き)留めることにしている。
この光景もアートワークと物語に描き(書き)留めることにした。
また、この様なシステムが存在することに私は感動したのである。
《このアートワークに関連する構造説明図(Structural drawing related to this artwork)》
※リンク(Link)
→サードアイ プロジェクター[構造説明図](The Third Eye Projector [structural drawing])