晴れ(Hare)が紡ぎ出す絵と物語 宇宙の生命、それらが憧れる地球の女神 魅惑の世界が広がる

Toward the “Right Tower”ーBy getting on “Floater”ー

Toward the "Right Tower"ーBy getting on "Floater"ー


mechanical pencil(シャープペンシル),
watercolor pencil,
acrylic,
illustration board 18×26×0.1cm(B5)
2018年
¥55,000(消費税込) JPY


※リンク(Link)
Right Tower
By the light of “Right Tower”


《物語(Story)》

【Toward the “Right Tower”ーBy getting on “Floater”ー】

見渡す限り、どの方角も大平原。
その緑に馴れた眼が、夕日に染まる紅をとても美しく感じさせた。
私は思わず上半身を居住バルーンから外に出し、私を後ろへ飛ばそうとする風に対抗して身体を前に屈めながら、夕日と紅に染まる大地とを体感した。
私を運んでいるのはFloaterと呼ばれる種族。
彼らは旅人を運ぶ目的で造られた生命体。
Floaterを雇った街で知り合った旅人が、夕日の方角から私に向けて手を振っている。
彼は、私の向かうRight Towerの街とは別の街へ向かうと言っていた。
今まで、私のFloaterと彼のFloaterは並んで飛んでいたが、もう直ぐ彼のFloaterは向きを変え、私から離れていくだろう。彼はそれも兼ねて手を振っている。
そして私も彼に手を振り返した。
夕日に寂しさが重なる。
“寂しいですね” とFloaterの声が風の音に混じりながら私の耳に届いた。
「ああ、寂しいな」と私は少し大きな声で答えた。
Floaterは私の感情を感じたのだ。

初めて訪れる大平原。
この大平原の中心辺りにある山岳地帯の脇に、私が目指す街はある。
そこに、私が憧れ、夢見た、Right Towerがある。
その偉大な姿をもう直ぐ見ることが出来る。
もう直ぐ。

Title Toward the “Right Tower”ーBy getting on “Floater”ー

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