ーHare's worldー 晴れ(Hare)が紡ぎ出す絵と物語 宇宙の生命、それらが憧れる地球の女神 魅惑の世界が広がる Arts and stories spun by Hare. Lifeform in the universe, the goddess of the earth that they yearn for, the fascinating world spreads

ダズリング レディ(眩しい淑女)ー七歳の星 オートデストロイ兵器 全周攻撃機 [試作機]ー(Dazzling-ladyーThe seven-year-old star’s Auto-destroy-weapon Perimeter-attacker [Prototype]ー)

ダズリング レディ(眩しい淑女)ー七歳の星 オートデストロイ兵器 全周攻撃機 [試作機]ー

mechanical pencil(シャープペンシル),
watercollor pencil,
illustration board 15×21×0.2cm(A5)
2020年



《兵器仕様(Weapon specifications)》

【ダズリング レディ(眩しい淑女)ー七歳の星 オートデストロイ兵器 全周攻撃機 [試作機]ー(Dazzling-ladyーThe seven-year-old star’s Auto-destroy-weapon Perimeter-attacker [Prototype]ー)】

全高 23m

・全方位攻撃機と組み合わせて運用される全自動破壊兵器。
・ダークマター推進球により攻撃対象である街の上を移動しながら、全周攻撃ビームシステム(スカート)により周囲を破壊する兵器。

この兵器は、次のユニットにより成り立つ
・全方位攻撃機との通信システム
・周辺空間観測レーダー
・機体中央制御部
・上空攻撃ビームキャノン
・全周攻撃ビームシステム ユニット(スカート)
・ビームエネルギー貯蔵タンク ユニット
・ビームエネルギー増設タンク(最大:6槽)
・ダークマター推進球、及び推進制御システム ユニット

Height 23m

・A fully automatic weapon of destruction operated in combination with “Omnidirectional-attacker”
・A weapon that destroys the surroundings by the perimeter attack beam system (skirt) while moving over a target city with the dark-matter-propulsion-ball.

This weapon consists of the following units
・Communication-system-unit with “Omnidirectional-attacker”
・Peripheral-space-observation-radar
・Attacker-central-control-unit
・Overhead-attack-beam-cannon
・Perimeter-attack-beam-system-unit(Skirt)
・Beam-energy storage tank-unit
・Beam-energy additional tank(Max. : 6 pieces)
・Dark-matter-propulsion-ball, and propulsion-control-system-unit


※リンク(Link)
フラワー エンジェル(花天使)ー七歳の星 オートデストロイ兵器 全方位攻撃機 [試作機]ー(Flower angelーThe seven-year-old star’s Auto-destroy-weapon Omnidirectional-attacker [Prototype]ー)


【小惑星自治区ー蹂躙ー(The Asteroid-Autonomous-RegionーDevastateー)】

《物語(Story)》

小惑星自治区
それは小惑星密集空域に存在する複数の比較的大型小惑星の内部に都市を築いた、複合自治区。
この宙域は小天体が密集し、動向が把握し難く、宇宙の支配種族にとっての反乱分子が多く潜伏している。また自治区自体が反乱組織に変貌したのではないかと噂が立っていた。
そして、とうとう始まった。
大部分の宇宙連合市民にとっては突然のニュースであった。

支配種族による小惑星自治区への蹂躙。
自治区の幾つかの代表的小惑星に小型強襲艦が接近した。小惑星の外殻の薄い部位に穴を空け、“オートデストロイ兵器”が小惑星内部に投入された。2種類のオートデストロイ兵器が投入された。
1つは全方位攻撃機であった。小惑星内部空間の中央に向かい、そこに在った、夜は駆動していない太陽光設備を破壊した。そして内部空間中央から小惑星外殻内側に対し無差別にビームを放ち続けた。
もう1つは全周攻撃機。こちらは5機が放たれた。小惑星外殻内側を走り回り、ビームを放ちながら、全方位攻撃機が逃した範囲を破壊していった。
それらは、この小惑星自治区の蹂躙の為にワンセットで急造された兵器だった。
オートデストロイ兵器は内部都市を焼き付くし、踏み潰し、住民諸とも総てを破壊した。小惑星内部は黒煙が充満し、燃え残った瓦礫のみが覆い尽くす、焦土の世界へと変わった。
“逆らう者は容赦しない”
それは小惑星自治区と繋がっているであろう銀河星団に対する見せしめ、そしてメッセージでもあった。

小惑星自治区の小惑星内部は、外殻に囲まれた空間となっている。内部の鉱物をくり貫く様に外に運び出し、自治区開発の資材として使用したり、他の星系に輸出したりして自治区は栄えてきた。
ダークマター推進を利用した重力プレートを外殻内部に設置することで内部空間に弱重力を発生させている。
内部の建物は外殻の内側に沿う形で建設されている。ここでの生活は、360°全方向に建物が密集している、何とも壮観な景色に囲まれて営まれている。
外殻の外側には、外空間監視設備や港設備がある。
小惑星内部空間の中央に太陽光設備が浮かんでおり、昼間の時間帯に擬似太陽光を発光させる。

今は夜、銀河星団の特使として小惑星自治区に訪れていた私は、ホテルの部屋で真夜中に目覚めた。何故こんな時間に……
もう一度眠ろうと横向きに寝返りを打つ。
とその時、何処かで何かの爆発音の様な音が聴こえた。
戦闘では聴き馴れた音だが、小惑星内部で聴こえる音ではない筈だ。
暫くして、外の大通りに警報が響き渡り、逃げる様な住民の叫び声が方々からしてきた。ホテル内の廊下からも警報が鳴りだした。
何かが起こっている。私は急いで着替えて荷物を抱え、部屋のドアを開ける。
丁度、誰かがが廊下を走ってくる。チェックインした時のベルパーソンだ。
「何があったんだ?」
「襲撃です」
「何っ?」
「宇宙連合の襲撃です」
「まさか」
私は慌ててチェックアウトを済ませ、自分の宇宙船を寄港させてある港へ急いで向かった。
何が起こっている?
まさか銀河星団の動きが筒抜けなのか?
私は昨日の午後ここを訪れ、明日の午前にはここを離れる予定だった。タイミングが良すぎだろう。
どうなっているんだ全く。

何とか宇宙船にたどり着き、小惑星自治区の政府関係者に専用直通回線で連絡をとる。だが相手はとても慌てており、その返事は、『兎に角、脱出願う』というものだった。
何か大きなことが起きている様だ。
私は急いで小惑星を脱出した。

そして朝のニュースはこれ一色だった。
『小惑星自治区を制圧。自治区は反乱組織』
小惑星内部が酷い蹂躙を受けたことは報道されなかった。
誰彼構わず総てを焼き付くしたことは、残った小惑星の人々、銀河星団、そして蹂躙した支配種族のみが知るだけとなり、宇宙連合市民に知らされることは決してなかった。

The Asteroid-Autonomous-Region
It is a complex autonomous region that has built a city inside several relatively large asteroids that exist in asteroid congested areas.
In this space area, small celestial bodies are concentrated and it is difficult to grasp the movement of autonomous regions. As a result, many rebels against the ruling tribe of the universe are hidden. And, there was also a rumor that the autonomous region itself had been transformed into a rebel organization.
And at last began.
It was sudden news for most The-space-alliance citizens.

Devastate to Asteroid-Autonomous-Region by a ruling tribe.
A small assault ship approached some representative asteroids in the autonomous region.
They made a hole in thin area of outer shell of the asteroid, and “auto-destroy-weapon” was thrown inside the asteroid.
Two types of auto-destroy-weapons were thrown in.
One was the omnidirectional-attacker.
Towards the center of the asteroid’s interior space, It destroyed nighttime non-powered solar installations. And, they continued to fire beam indiscriminately from the center of the inner space toward the inner surface of the asteroid’s outer shell.
The other is the perimeter-attacker. Five attackers were thrown in. As it raced around inside the asteroid’s outer shell and emitted beams, it destroyed the area that the omnidirectional-attacker missed.
They were a set of weapons hurriedly built to devastate the Asteroid-Autonomous-Region.
The auto-destruct weapons burned the inner cities, crushed them, and destroyed everything, including the people. The inside of the asteroid was filled with black smoke and turned into a scorched world filled with burned debris.
“We will not forgive those who defy”
It was a warning and a message to The galaxy-Star-Cluster that would be linked to the Asteroid-Autonomous-Region.

コメント (2)
  1. 八木久美子 より:

    記憶に残るストーリーなのか、この後に起こりうることなのか?…を別にして、次の銀河系アニメ、実写化はやはり晴英さんが描く様なレベル❗なのだと強く感じました❗今の、此れからの子供も大人も此のようなクオリティーでなければ惹き付けることは出来ない❗❗

    1. 佐々木晴英 より:

      ありがとうございます✨✨✨
      過去に起こったことを描いていると私は認識しています。過去生が経験した記憶を共有させてもらっている。それを心に映され、私が絵と物語に描き留める。遥かな時間を苦しみ続けている銀河星団の仲間やムーの人達を癒す為に。そして自分自身を癒す為に。
      過去の経験を目の当たりにすることは、実は苦しいことですが、過去の想いを再認識し昇華することで癒しになるのだと想います。そうやって10億年の苦しみの輪廻を精算して未来に向かうのだと想います。
      そうですね、アニメ化、実写化をしたいですね。この苦しく美しい記憶の映像を誰もが観ることが出来る映像として動かしたいですね。
      本当は美しかった宇宙。
      そして、真に美しいムー次元の星である地球。
      かつての姿を未来とする為に。

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