ーHare's worldー 晴れ(Hare)が紡ぎ出す絵と物語 宇宙の生命、それらが憧れる地球の女神 魅惑の世界が広がる Arts and stories spun by Hare. Lifeform in the universe, the goddess of the earth that they yearn for, the fascinating world spreads

ザ クリスタルタワーー再生の惑星ー[構造説明図](The Crystal TowerーThe Planet of Rebirthー[structural drawing])

ザ クリスタルタワーー再生の惑星ー[構造説明図]

mechanical pencil(シャープペンシル),
acrylic,
illustration board 25.8×25.4×0.1cm
2026年



《この構造説明図に関連するアートワーク(Artwork related to this structural drawing)》

※リンク(Link)
ザ クリスタルタワーー再生の惑星ー(The Crystal TowerーThe Planet of Rebirthー)


この構造説明図は、アートワーク【ザ クリスタルタワーー再生の惑星ー(The Crystal TowerーThe Planet of Rebirthー)】に描かれた巨大なクリスタルタワーと七歳の星の浮遊機であるオーバルフローターの構造を説明したものである。


《ザ クリスタルタワーについて(Regarding The Crystal Tower)》

或る惑星に聳え立つ高さ2000mの巨大なクリスタルタワーであり、その崇高で強力な光のエネルギーで惑星を繁栄させてきた。
彼は他の鉱物達と同様に独立した生命体である。
ある時、惑星の民は他の星への侵略を考え、クリスタルタワーを超巨大クリスタルキャノンとして使用しようとした。
クリスタルタワーはそれを嫌がり、自らの命を絶った。
そして同時に惑星は滅んだ。

[諸元(Specifications)]
・タワー高(Tower Height):2000m
・クリスタル全長(Crystal overall length):2750m
 (750mは地下に埋まっている)
・クリスタル直径(最大部)(Crystal Diameter (max.)):225m

[クリスタルマインド浄化リング及び展望台(Crystal Mind Purification Ring and Observation Deck)]

日々クリスタルタワーに吸い込んでしまい貯められていく惑星の負のエネルギーを浄化するリング。
・直径(Diameter):550m
・クリスタルタワーの振動数と共鳴し、貯められた惑星の負のエネルギーを吸い出して、リング側面から外部へ放出し、クリスタルタワーを浄化する。
・リングは非駆動時は地面で静止しているが、駆動時は上下に可動してクリスタルタワー全体の負のエネルギーを放出する。
・展望台としても機能する。

[浄化水再生循環システム(Purified Water Renewable Recirculation System)]
・巨大な筒状容器内の浄化水にクリスタルタワー根元が浸かっており、常にクリスタルタワーのエネルギー浄化を行っている。
・浄化水は循環しており、クリスタルタワーが常に新しい浄化水に浸かる様にしている。


《オーバルフローターについて(Regarding Oval Floater)》

宇宙の支配種族である七歳の星の浮遊機。
球体を側面から平たく潰した様な形状であり、断面がオーバル形状。
・直径(Diameter):2.2m
・幅(Width):0.7m
・身長1.2mの七歳の星の種族に対応したコクピットサイズ。
・惑星内を浮遊し、全方向に移動可能。
・宇宙空間でも運用可能。

[ダークマター推進リング(Dark-Matter Propulsion Ring)]
・機の外周に設置。

[透明ハッチ(Transparent Hatch)]
・左側面に設置。
・機の後上部に支点があり、機から外側へ数cm突出した後、回転して開閉する。

[コクピット内壁曲面モニター(Cockpit Interior Curved Wall Monitor)]
・上方、前方、前下方の映像を映し出す。

[操縦スフィア(Control Sphere)]
・球体の操縦インターフェース。
 <操縦方法>
 ①七歳の星の種族
  ・操縦スフィア表面を指で触れて滑らす操作入力パターンによる入力と同時に超能力による思念操作を行って操縦する。
  ※超能力を有する七歳の星の種族であればインターフェースが無くても思念により操作は可能であるが、操縦スフィアを指で触れながら思念操作することにより、確実で綿密な操縦が出来る。
 ②七歳の星の種族以外の超能力を使える宇宙種族
  ・七歳の星の種族と同様。
 ③七歳の星の種族以外の超能力を使えない宇宙種族
  ・操縦スフィア表面を指で触れて滑らす操作入力パターンによる入力で操縦する。

[取っ手(Handle)]
・乗降時に使用する補助器具。
・浮遊時にハッチを開けて機から身を乗り出す時にも使用する。

[高所安全用空間ロック(小型ダークマター推進球)(Space lock for High Altitude Safety(Compact Dark-Matter Propulsion Ball))]
・オーバルフローターはハッチの構造上、搭乗者が高所で外部に乗り出すことが多いと考えられており、搭乗者の高所での安全の為に使用を推奨している。
・直径10cm
・搭乗スーツの腰部(後側)に設置。


《物語(Story)》

【ザ クリスタルタワーー再生の惑星ー(The Crystal TowerーThe Planet of Rebirthー)】

何度もここを訪ねたが、その度にとても哀しくなる。
見渡す限り何もない荒涼とした大地の中に聳え立つ、クリスタルの塔。
この塔は根本から先端まで一つのとてつもなく大きなクリスタルで出来ている。
高さ2000mのクリスタルタワーなのである。
何度ここに来ても、この巨大なタワーは何も語りかけてこなかった。総ての大陸が砂漠と化したこの星の寂れた風景と相まって、本来輝いている筈の巨大クリスタルは暗く陰りエネルギーを失ってしまった。

銀河でも抜きに出て栄えていたこの星は、この巨大なクリスタルタワーが放つエネルギーに常に包まれ、他の星々が羨む程の繁栄を謳歌していた。
だが、この星は突如として没落した。
突然にクリスタルがエネルギーを発しなくなった。
クリスタルのエネルギーを失い、エネルギー循環のバランスを崩したこの星は、直ぐに大地は砂漠と化していった。そして海は干上がっていった。

私は今日もここに来た。
クリスタルタワーの天辺。
宇宙船から一人用のオーバルフローターで飛び出し、タワーの先端に繰り出した。
このオーバルフローターは私専用と言っても良い。フローターの中で立つと私の頭と天井との隙間は15cm程しかなく、身長120cmの私にピッタリなのだ。船の仲間にとっては乗り込むのにも苦労するどころか、女性ヒューマノイドは何とか乗り込めるが他の仲間はフローター内に身体が収まらないだろう。
私はオーバルフローターの中で2000m上空からタワーを見下ろす。
そしてオーバルフローターのハッチを開け、身を乗り出して、手のひらをクリスタルにかざしてみる。
オーバルフローターがクリスタルに近づいているときから気付いていたことだが、クリスタルはとても涼しいエネルギーを放っている。
今日の私の心は喜びに満ちている。眼は輝き顔は笑っているのだろう。
当時の涌き出るようなエネルギーとは比べ物にならないくらいの弱いエネルギーではあるが、確かに光のエネルギーを放っている。
そして、見下ろす大地にその証が刻まれている。
タワーを中心に、緑の輪が拡がりつつある。クリスタルのエネルギーを受け植物が育ち始めている。

ああ、巨大クリスタルは再度生きることを決めたのだ。
何と素晴らしい。

この星は、かつての繁栄の末、他の星へ侵略を試みようとした。
この巨大なクリスタルタワーを超巨大クリスタルキャノンとして使おうとしたのだ。
そして、クリスタルはそれを嫌がり、自らの命を絶ったのだ。
そして同時にこの星は滅びた………

私は思念でクリスタルに話しかけてみる。
僅かに空気が震える。クリスタルが反応している。
私は彼に告げる、”ありがとう” と。

彼は答える。
“ああ、もう一度感じたいんだ。皆との幸せを”
“もう一度、この星の喜ぶ声が聞きたいんだ”

彼は泣いていたと想う。
私にはそう感じた………
そして私の眼も潤んでいた………


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