ーHare's worldー 晴れ(Hare)が紡ぎ出す絵と物語 宇宙の生命、それらが憧れる地球の女神 魅惑の世界が広がる Arts and stories spun by Hare. Lifeform in the universe, the goddess of the earth that they yearn for, the fascinating world spreads

管理者を護る巨大構造物(Huge structure to protect The Manager)

管理者を護る巨大構造物

mechanical pencil(シャープペンシル),
acrylic,
illustration board 15×21×0.1cm
2023年



このアートワークに関連したアートワーク
Artwork related to this artwork

※リンク(Link)
管理者ー大天使管理室ー(The ManagerーThe Archangels Management Roomー)

カタログー大天使達を管理する部屋ー(The CatalogueーThe Room to manage Archangelsー)

“大天使達を管理する部屋”の全景(Overall view of “The Room to manage Archangels”ー)


同シリーズのアートワーク(Artwork of the same series)

ノワールとの旅―地球人とネコ型宇宙種族の大冒険―(The journey with Noir―The great adventure of A earthling and A cat-type-cosmic-race―)


《物語(Story)》

【管理者ー大天使管理室ー(The ManagerーThe Archangels Management Roomー)】

大天使管理室が設置されている海中の崖。
その崖のずっと下方の海底に長さが4000m程もある構造物が横たわっている。
表面の色は少し緑がかった濃いグレー色。
カプセルの両端を尖らせて厚みを平たくした形状。
緑がかった濃いグレー色は僅かだが透けていて、中の者を僅かに覗かせる。
内部が仄かに光っているようで、その為に僅かに透けている。
構造物の周りも仄かに照らされている。
そして構造物からエネルギーが出ているのだろう、照らされた周りの海底の砂が押し退けられている。
この構造物はこの惑星の現在の覇権種族が顕れる遥か前からこの海底に存在している。

構造物の内部には身長2000mもある女性が横たわっている。
正確には、横になって浮いている。
構造物の内部は無重力になっているのだ。
彼女は“大天使”とも呼ばれる“大いなる種族”の一人。
そして大天使管理室の管理者。
彼女は構造物の中に浮かびながら、頭部に“マインド拡張システム”を設置している。
その理由は、“構造物の中に浮かんだ自身の身体から自身のマインドを大天使管理室の中に飛ばす”、という“マインド飛ばし”を常時実施する為である。
マインドを飛ばす目的は、大天使管理室と大天使達を管理する為である。そして大天使管理室への入室者との交流や管理室外部との情報交流をも行う為である。
また同時に、他の大天使達の状態情報把握ネットワークを管理する為でもある。そのネットワークはこの惑星だけでなく、大天使達が存在している他の惑星や恒星や衛星、銀河系内の宇宙空間、銀河系外の宇宙空間等あらゆる場所に張り巡らされている。

大天使管理室の内部には管理されている大天使達の各プレートが浮かんでいる。そして管理者である彼女のプレートも浮かんでいる。
大天使の管理プレートは無色透明であり、そこに現在の状態の大天使の様子が映されるようになっている。実際は絵が描かれているかのようにその姿が映されている。
だが、管理者である彼女のプレートだけは灰色になっている。
それは、他のプレートとは異なり、彼女がプレートに自身のマインドを飛ばしているからであった。言ってみれば彼女のマインドがプレートに捕り憑いている状態なのである。(※1)

彼女ら“大天使”と呼ばれる古参種族“大いなる種族は、”宇宙種族達から崇められている存在達。
そしてこの無重力の球体空間は、彼女ら大天使達を管理している部屋。
種族の個体数が減り続けて残り少なくなった大天使達の状況を常に把握し、彼女達に何かあった時には必要な対処が出来るように常にネットワークを構築しており、その情報がこの球体空間に集められていて、管理者が見護るようになっているのである。

※1:肉眼では見えないが、サードアイの視界ではネガティブなマインドを持ったエネルギー体が存在する場所は黒っぽく見える。管理者のプレートだけ灰色に見えるのは、管理者のマインドがネガティブとは言わないまでも余り善くない状態なのかもしれない。


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