ーHare's worldー 晴れ(Hare)が紡ぎ出す絵と物語 宇宙の生命、それらが憧れる地球の女神 魅惑の世界が広がる Arts and stories spun by Hare. Lifeform in the universe, the goddess of the earth that they yearn for, the fascinating world spreads

七歳の星クローン兵器 ヒュージクリスタルキャノン装備形態(The seven-year-old star’s clone weapons Huge-crystal-cannon equipped form)

七歳の星クローン兵器 ヒュージクリスタルキャノン装備形態

mechanical pencil,
acrylic,
illustration board 18×26×0.2cm(B5)
2022年
¥55,000(消費税込) JPY



《兵器仕様(Weapon specifications)》

〈クローン兵器〉
・銀河の支配種族『七歳の星』における戦闘用人型兵器
・身長は約40m
・操縦者の遺伝子を使い、操縦者の体格を戦闘に向く様にアレンジして拡大投影したクローン兵器
・クローンの遺伝子提供者が腰部のパイロットスフィアに搭乗することにより思念で操縦
・防御スキンを標準装備

〈ヒュージクリスタルキャノン装備〉
・大型クリスタルの高出力エネルギーを大型キャノンとして放出させる為の設備をクローン兵器に装備出来る様に改装したものであり、クローン兵器を覆うように装備される
・装備全長:270m
・クリスタル全長:70m
・操縦者の思念をクローン兵器が増大し、その思念をヒュージクリスタルに伝達し、クリスタル自身が持つクリスタルエネルギーをキャノンとして放出させる装備
・移動装置としてダークマター推進球が7球組み入れられており、パイロットはクローンを介して思念で移動させることが可能
(通常、クローン兵器は、操縦者である七歳の星の種族の超能力により空間に満ちるダークマターの引力と斥力を制御し、自らを拡大クローンしたクローン兵器とのシンクロにより超能力を増大して、宇宙空間を移動出来る。しかしながら、本装備は大型である為、慣性質量を考慮し、ダークマター推進球を装備する)
・長距離移動、及び緊急離脱等の特殊移動時の為の大型ダークマター推進球を装備後方に設置

《物語(Story)》
私達は“クリスタルキャノン部隊”。
“七歳の星”の種族は宇宙を支配し統治する種族。
七歳の星の種族に従う他の宇宙種族達と共に“宇宙連合”を組織し、永い永い年月の間、私達の統治に逆らう“銀河星団”と名乗るレジスタンス組織と戦っている。
今、宇宙連合は、銀河星団の息がかかる惑星を強襲する為、強襲艦隊をこの惑星に向けて移動させている。
その戦いの口火を切る作戦として、小型戦闘艦で構成された艦隊による惑星の主要都市及び軍基地への一斉攻撃を計画している。
強襲艦隊の惑星への到着直前に、都市と基地を混乱させ、強襲を成功させる算段だ。
惑星の衛星に設置された索敵設備や人工衛星等は、宇宙連合の“隠密部隊”によって少し前に、作動不能や通信不能の状態に置かれた。
それに合わせ、私達の母艦がこの惑星の宙域にワープした。
直前にワープした“ワープポータル部隊”の母艦が既に作戦準備を始めている。
私達の直ぐ後から“戦術格闘部隊”の母艦もワープしてくる予定だ。
私達“七歳の星クリスタルキャノン部隊”は、様々なクリスタルキャノンを組み合わせた複合装備のクローン兵器と、ヒュージクリスタルキャノン装備のクローン兵器で構成されている。
私達はワープポータル部隊によるワープ遂行時の敵の攻撃に対処する為の動員だ。後からワープしてくる戦術格闘部隊も同様の動員だ。戦術格闘部隊は、戦術格闘装備のクローン兵器で構成されている。
そうそう、その他に索敵部隊も動員されている。彼らも重要な任務だ。索敵部隊は索敵システム装備のクローン兵器で構成され、私達クリスタルキャノン部隊と戦術格闘部隊に敵の動向を知らせる。その情報を元に私達は、ワープポータル部隊の援護をする為に攻撃を行うのだ。彼ら索敵部隊は私達の後方に配置されている。

私はクリスタルキャノン部隊の部隊員。
私が搭乗するクローン兵器は、ヒュージクリスタルキャノン装備だ。
大型クリスタルの放つ高出力エネルギーを大型キャノンとした兵器を運用している。
ヒュージクリスタルは70mもある。それを大型クリスタルキャノンとして兵器化した全長270mもある装備である。
彼らクリスタルは生命体である。そもそも鉱物は総てが生命体である。
クローン兵器の操縦者の思念をクローン兵器が増大し、その思念をヒュージクリスタルに伝達し、クリスタル自身が持つクリスタルエネルギーをキャノンとして放出させる装備である。
クリスタルキャノン部隊には、ヒュージクリスタル装備のクローン兵器とは別に、様々なクリスタルキャノンを組み合わせた複合装備のクローン兵器が配備されている。
彼らは、複数の小型クリスタルキャノン、遠隔操作クリスタルキャノン等を装備し、ワープポータルの周囲を見護っている。
私達ヒュージクリスタルキャノン装備のクローン兵器はワープポータルの後方で見護っている。

ワープポータルが光を放ち出した。作戦が始まったのだ。
惑星を囲むように配置されたワープポータルが光を発していく。
惑星という右上側に影を造る円盤を背景に、目の前のワープポータル内部から放たれる光の中心から、小型戦闘艦がワープしてくるのが良く見える。
私は私達の部隊指揮官の命令をいつでも聞けるように意識しながら、索敵部隊の情報を把握する。
敵の目立った敵対行為は未だない。
私はいつでもヒュージクリスタルキャノンを発動出来るように用意しながら、指揮官の指示と索敵部隊の情報に注力する。

小型戦闘艦艦隊の戦闘艦が次々とワープアウトし、惑星の周りに配置されていく。小型といっても全長400mを超える戦闘艦である。この後、戦闘艦はこの惑星の主要都市や軍基地を一斉に攻撃する。
総ての小型戦闘艦がワープアウトし小型戦闘艦艦隊の一斉攻撃が始まった後も、私達クリスタルキャノン部隊は小型戦闘艦を護るべく援護をする。戦術格闘部隊も同様だ。
さあ、いつでもいいぞ、いつでもヒュージクリスタルキャノンをお見舞いしてやる。ヒュージクリスタルも早くエネルギーを放出したいらしい。ヒュージクリスタルがウズウズしているのが私にも伝わってくる。ヒュージクリスタルの生命力が私を包み込む。
ああ、惑星を見下ろしながら制圧していくこの光景、この緊張感、この高揚。
索敵部隊の情報が思念として常時入ってくるにも関わらず、私の心は静かであり、そして冷静であり、且つ、高揚している。
惑星の輝きと、ワープポータルの輝きと、ヒュージクリスタルの輝きとエネルギーが相まって、私の視界、そして私の心に染み込んでくる。
私の心はこの上ない感覚に包まれている。
ああ、私はこの瞬間の為に生きていると感じる。
私は強襲作戦の度に私自身の生きる意味を感じるのだ。
強襲作戦によりこの惑星の多くの生命が消えるのは解っている。
だが私には、この瞬間が、生きる総てだと感じるのだ。

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